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2006年08月04日

ホメオスタシス homeostasis

homeo=同一の、stasis=状態

同一の状態、恒常性の意。ギリシャ語からの造語で、20世紀初頭にアメリカ合衆国の生理学者ウォルター・B・キャノンが命名したものです。

生体は、気温や湿度などの外部環境の変化や姿勢・運動などによる変化から、体内環境(体温・血圧・体液の浸透圧やpHなど)を一定の範囲に保っています。
恒常性の保たれる範囲は、病原体の排除や傷の修復なども含めて生体機能全般におよびます。

この働きは負のフィードバック作用と呼ばれ、
哺乳類では、主に自律神経系と内分泌系(ホルモン)、免疫系がこれを担っています。

体温調節でみると、暑いときは発汗により体温の上昇を抑え、寒いときはふるえや代謝亢進により体温の上昇を図ります。
感染症による発熱は、体温の調節設定が高まるためで、熱に弱い病原体を排除するための抵抗活動。

西洋医学では生体の恒常性に注目したのは20世紀に入ってからのことです。

東洋医学では、病気は「気」のバランスの乱れたものと捉えています。
健康な状態を「正気」といい、五臓六腑、気血水、経絡などの生体の機能活動、自然治癒力などのバランスの取れた状態です。

「未病を治す」医者が上医、最も優れた医者といわれるように、「正気」を充実させる事を重視した東洋医学の医療そのものが、ホメオスタシス(恒常性)を前提にしているのです。
posted by えっちゃん at 11:30 | Comment(0) | TrackBack(2) | ホメオスタシス
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