スポンサードリンク

2006年11月18日

チャングム『大長今』宮廷女官チャングムの誓い
  医女修行(44) 愛し方 王の場合

ミンジョンホが王の部屋を去った後。
チャングムとミンジョンホが慕いあっている仲だと王に告げたヨンセンが、息せき切ってやって来ます。

「王さま、おろかな私をどうか殺してくださいませ。
チャングムとミンジョンホさまは、何の関係もございません。私の勘違いでございます。チャングムをお助けくださいませ。」(ヨンセン)
「スグォン、余を愛しておるか。」(王)
「は?」(ヨンセン)
「余を愛しておるか。」(王)
「ハ?」(ヨンセン)
「愛とは、愛し方とはいかなるもの・・」(王)
フフ、フフフフフと、吹っ切れたように王は笑います。

ああ、ヨンセン、愛なんて考えてみたこともなかったのね。

翌朝、長官が皇后さまに王の命令を伝えます。
「チャングムを側室にするのは取りやめよとのご命令でございます。」

王がチャングムに語ったこと。
「余は、最初にめとった后を追放し、その父を追いやって王の地位に付いた。
王の座には愛などという感情の入り込む隙はない。
追放された后が余を想ってイナン山の岩にチマをかぶせたが、この光景にすら目を向けなかった。目を向ければ臣下たちが、后に死刑を望むのではないかと恐れたからだ。
そうやって余は愛する后を失った。
それから数年。后と多くの側室を迎えた。しかし、それぞれの背後には、それぞれの勢力があった。
そんな余が、そちを愛するようになった。久しく訪れた感情であった。
だが、そちを側室には迎えぬことにした。
権力の狭間にそちを置くことはしたくない。そちの気持ちがないのに手に入れても仕方ない。
だが、余の側にいてくれ。そちが余の心の支えゆえ、手放してはやれぬ。
これが余なりの愛し方である。君主としての命令である。男としての願いである。」

中宋王は臣下に告げます。
「そちたちは、医女チャングムの功績を認めるか。」
しぶしぶ認める臣下たちに、
「王として、医術に抜きん出ている医女チャングムに正三品堂上官の地位に相当する大長今(テジャングム)の称号を与え、余の主治医とする。」
臣下の反対を避けるため、経国大典にはない位を医女チャングムに例外的に授け、世襲されないものとし、内医院の統括はせず、王の主治医だけをすることとした。
まだ反対しようとする臣下たちに、
「皆よく聞くがよい。余は余に与えられた権限をもって命ずる! これ以上の議論は無用だ。」

初めて見る王さまの毅然とした態度。
胸がすきました。

正三品堂上官とは、どのくらいの地位かと申しますと、大臣たちの次に位置する位だそうで、スグォン(ヨンセン)より、位が上です。

衣服を正したチャングムにミンジョンホが王の辞令を下します。

喜びに浸る間もなく、大臣たちはミンジョンホが王に女性を主治医にと進言したことを弾劾し、ミンジョンホの追放を要求して王に詰め寄ります。
「身分階級が崩れればこの国が滅びます。なにとぞ、お聞き届けください!」
中宋王は、
「よきに計らえ」
・・許してしまいました。


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。