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2006年09月19日

チャングム『大長今』宮廷女官チャングムの誓い
医女修行(36)狐惑病の治療(2)

王の繰り返す傷寒証の治療に、チャングムは竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)を処方しました。
鍼を打つツボは、大敦(だいとん)、光明(こうみょう)、きょう陰、承泣(しょうきゅう)、さん竹(さんちく)、晴明(せいめい)。

関連の経絡を調べてみました。

・大敦(だいとん)=足の厥陰肝経;足の拇指外側爪根部。
     のぼせ、めまい、疲れ眼、偏頭痛、尿道炎。
・光明(こうみょう)=足の少陽胆経;
    外踝(そとくるぶし)から指幅5本分上方(ここで肝経につながっている)。
    視力が低下する目の症状に。
    疲労、寝不足から来るかすみ眼や充血はこのツボで肝経、胆経の流れをよくする。
・きょう陰=足の少陽胆経;足の第4指(薬指)外側の爪の生え際から2ミリ。
    偏頭痛。
・承泣(しょうきゅう)=手の陽明大腸経、足の陽明胃経;
    正視した黒目中央の下(眼窩下縁の中央)。
    眼の疾患、眼の疾患から来る前頭部の痛み。
・さん竹(さんちく)=足の太陽膀胱経;眉頭の内側端。疲れ眼。
・晴明(せいめい)=足の太陽膀胱経;目頭の鼻よりのくぼみ。
    疲れ眼、肩や首のコリ。

肝経、胆経、大腸経、胃経、膀胱経まで、ずいぶん広範囲です。いっぺんにやっちゃって大丈夫なんでしょうか。大丈夫でした。
大腸と肺は表裏一体の関係でしたから、この経絡で肺の治療まで含んでいるのでしょう。
チャングム、ウンベク医務官とシン医務官の診断は、肝経湿熱。弦、数(さく)の脈。
ユンス医局長の診断は、肝腎陰虚、虚熱。

実と虚の違いでした。反対の処方では患者もたまったものではありません。
狐惑病(こわくびょう)は、現代のベーチェット病に似ているようです。症状が多くて病名がなかなか分からない場合は、漢方を試してみるとよいのかもしれません。

日常に役立つ情報がありました。
眼精疲労のツボです。
パソコンで疲れた眼には、承泣(しょうきゅう)、晴明(せいめい)、さん竹(さんちく)を指圧する。
疲労、睡眠不足からくるかすみ眼は、光明(こうみょう)を指圧する。
さん竹(さんちく)、晴明(せいめい)は、目の下がピクピク痙攣するときにやさしく指圧。肩こり、頭痛とセットでくる人は、納得のツボですね。うなじから肩にかけて、両側のくぼんだところを指圧しておくと、より効果的。

チャングムは、王の首筋から背中にかけて指圧とマッサージを夜通し繰り返していました。重症の人の治療は大変です。

ところで、チャングムはクスリは防己(ボウイ)と紅参(コウジン)と決めました。
次回の謎解きが楽しみです。


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