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2006年07月18日

チャングム 『大長今』宮廷女官チャングムの誓い
  医女修行(19) 牢脈と散脈、失笑散と仏手散

流産した後の皇后様の様態が思わしくありません。第35話で、ヨリの脈診は渋脈でした。
第36話時の脈診は、こう脈と牢脈。
会議の結果、処方は失笑散(しっしょうさん)にきまりました。

鍼のツボは、内関(ないかん)と陰陵泉(いんりょうせん)。

鍼を打ったとたん、皇后さまは戻されます。
チャングムはヨリの診断に疑問を抱いていて症例を調べます。

ヨリとチャングムの二人に再度診察をさせて、御簾の向こうから医師たちが、立ち会うことに。

顔色は赤みがあって青い。
腹部は冷たい。
歯茎は紅色。鼻の中が異常に充血。
舌には何も出ていない。
脈診は眼を閉じて指先に精神を集中します。

ヨリの診断は「沈んでいるが力があるので牢脈(ろうみゃく)に違いない」と。
チャングムは「まるで汁を煮ていると、具の肉が浮かんでくる感じですが、浮かんでいるものの力が無い。脈も散る。」
さらに続けるようにいわれたチャングムは、
「指先に力を入れ圧迫すると、指いっぱいにあふれる感じ。
脈が散ってしまい、集まらず、一定しておらず、散漫として根っこの無い感じです。」

「ヨリの診断で失笑散を処方しても病状は改善しない」
主治医のウンベクは、
散脈を採用し、仏手散(ぶしゅさん)を処方することに。

鍼のツボは、合谷(ごうこく)と三陰交(さんいんこう)。

二日後、胎内でなくなった胎児が出てきます。
散脈はめったに見ることは無いという難しい脈でした。


失笑散の効能と構成生薬

 膀胱炎、尿道炎による血尿、産後の悪露、下腹部痛などに。
 蒲黄(ほおう):ガマの成熟花粉を乾燥したもの。収斂止血、活血去お、子宮収縮作用
 五霊脂(ごれいし):オオコウモリの糞便を乾燥したもの。月経困難・月経痛、産後の悪露停滞による下腹部痛。濁気をおろし、陰陽を調和する。

仏手散の効能と構成生薬

 婦人の心腹満痛、経脈不調、出産前後の諸症状、胎動下血、逆子、死産など。
 川弓(せんきゅう):セリ科。駆お血、補血、鎮静、鎮痛薬。貧血症、冷え症、月経不順、月経痛など.
 当帰(とうき):セリ科。補血、強壮、鎮痛薬として婦人病など。血色不良、冷え症、血行障害など。

 川弓・当帰は少量だと活血補血・調経作用、分量が多いと活血下胎。

 
牢脈のときと散脈のときとで、鍼を打つツボが異なりました。
ツボの違いはどこからくるのでしょう。
つぎに調べてみます。


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