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2006年07月04日

チャングム 『大長今』宮廷女官チャングムの誓い
  医女修行(15)理論編:五臓六腑

「チャングムの誓い」でよく出てくる、肝、脾、心、腎といったことばは、
現在、西洋医学で用いられる臓器の名称とは異なっている場合があります。
ここでは、それぞれの意味を調べてみました。

五臓六腑は内臓のことで、中身の詰まった状態の肝・心・脾・肺・腎を五臓といいます。
後天の精気(呼吸、飲食物によるエネルギー)の貯蔵・分泌・生成を行っています。

腑は、管や袋のように中は空間で、五臓の補佐をしながら、消化・吸収・排泄などを行っています。
胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦を六腑といいます。

西洋医学の臓器の名称と異なり、東洋医学では機能的なものを指しています。

五臓六腑弁証は、感染症を除いた内科疾患の治療法をきめるのに用いられ、
疾患の場所、特性を明らかにします。

臓や腑の病変は、単独ではなく、いくつかの臓腑の失調として現われます。


五臓六腑の陰陽五行

  五行      木   火    土    金    水
陰 ・五臓
   肝   心    脾    肺    腎    心包
陽 ・六腑   胆   小腸   胃   大腸   膀胱   三焦

心包(しんぽう)
 心臓を包んで守るとされる架空の臓器です。
 鍼灸の経絡にはこの心包経があり、弱ると現れる症状は、動悸、顔面の赤み、目の黄ばみ、みぞおちの痛み、手のほてり、脇下の腫れ、神経症などです。

三焦(さんしょう)
 「名のみありて形なし」といわれていますが、「気」・「血」・「水」の道のことであり、西洋医学的には自律神経系に似ています。
 いくつもの臓腑がかかわりあっていて、体の重要な機能を調整しています。


五臓の特徴
 
 肝=血液を貯蔵、筋腱を支配。精神活動を支配。自律神経系の機能。肝胆は表裏一体。

 心=血脈循環。意識と精神活動、五臓六腑の働きを統制。心と小腸は表裏一体。

 脾=食物の消化吸収、輸送。水分代謝の一部。四肢と筋肉を支配。脾と胃は表裏一体。
 
 肺=気を主り、心をたすけて臓腑・器官の機能(気)を調節。肺と大腸は表裏一体。

 腎=生命維持機能、内分泌系、泌尿器系、神経系、ホルモン系。発育・老化、生殖。
   水分代謝の調節。骨、骨髄、脳と深く関係。腎と膀胱は表裏一体。

 心包=心の外衛、喜怒哀楽などの感情を発露。

六腑の特徴

 胆=胆汁の貯蔵・排泄。肝の支配を受け脾胃の消化機能を正常に維持する。

 小腸=食物を受入れ、清(水様のもの)・濁(固形様のもの)に分離し大腸と膀胱に送る。
   心に熱があると尿が濃い黄色になったり、排尿痛がある。便は乾燥。

 胃=陰食物の初期消化。脾と共同し消化・吸収にあたる。胃の気は下降するのが正常。
   逆になると、吐き気、嘔吐。

 大腸=消化吸収された後の残渣を体外に送り出す。

 膀胱=小腸から送られてきた尿を溜め,腎気の作用で体外に排泄する。

 三焦=体温調節・気血水の調整、輸瀉作用。自律神経系の機能を包括したもの。
   水分代謝全般。



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