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2006年07月02日

チャングム 『大長今』宮廷女官チャングムの誓い
  医女修行(14)理論編:五行

後にとっておいた理論編です。

〈弁証論治〉は、これまでみてきました。

〈弁証論治〉の〈弁証〉は、四診による証の診断のことで、
症状だけでなく、陰陽、虚実、寒熱、表裏で病気の経過の状態も表します。
弁証により把握された証が病名であり、方(ほう)が決まります。
方(ほう)とは、「治療に当たって何をなすべきか」の指示で、
薬、鍼、灸、指圧、食養などが含まれます。


ここでは、〈陰陽五行〉学説と〈五臓六腑〉の理論のうち、〈五行〉を調べてみます。


五行(ごぎょう)

〈五行〉〈陰陽〉は、〈陰陽五行〉説として、〈五臓六腑〉の理論と並んで東洋医学(中医学)の中核をなす理論であり、
証を見る基礎となります。

〈陰陽五行〉学説は、長期にわたり自然現象を観察して導き出した宇宙間のすべての物事や変化を法則づけたものです。

〈五行〉思想は、万物は木・火・土・金・水の五種類の元素からなるとし、
その運行と相互関係を説く自然哲学思想です。
五行の互いの関係には「相生」「相克」「相乗」「相侮」という性質があります。


[自然界の現象と人体の陰陽]

自然界の陰陽
陰=暗・柔・水・冬・夜間・裏・上に上がる・寒・拡張性・静・音・植物・女・内
陽=明・剛・火・夏・日中・表・下に下がる・熱・収縮性・動・光・動物・男・外

人体の陰陽
 陰=裏・下半身・腹部・臓・血・低・静的・抑制・衰退・精神
 陽=表・上半身・背部・腑・気・高・動的・興奮・亢進・肉体

[自然界の法則と人体の五行]

 五行色体表は、五行と自然、人体の関係をまとめたものです。主なものを示します。

五行色体表
五行   木    火    土   金   水
五星   木星  火星  土星  金星  水星
五方   東    南   中央   西   北
五時   春    夏   土用   秋   冬
五臓   肝    心    脾   肺   腎
五志   怒   喜笑   思   悲憂   恐
五腑   胆   小腸   胃   大腸   膀胱
五色   青    赤    黄    白   黒
五味   酸    苦    甘    辛   鹹
五悪   風    熱    湿    寒   燥
五体   筋(膜) 血脈   肌肉  皮毛  骨(髄)
五根   目    舌    唇    鼻   耳
五支   爪    毛   乳・唇   息   髪
五声   呼    笑    歌    哭   呻
五神   魂   神(性)  意(智)  魄   精(志)
五指   薬指  中指  人差指 親指  小指

五行の相互関係

 相生=相互に助け合い促進する関係
 相克=相互に抑制し合う関係
 相乗=過剰な相克関係
 相侮=正常な相克関係が逆方向になった状態

相生には方向、順序があります。
  木→火→土→金→水
 ↑            ↓ 
   ← ← ← ← ←

 木生火(木は燃えて火を生む)
 火生土(燃えて灰が残ると土になる)
 土生金(土からは金属を得る)
 金生水(金属の表面からは水を得る)
 水生木(水は木を養う)

相克は、木・火・土・金・水を一つ置きに抑制する関係です。

 木克土(木は土をやせさせる)
 土克水(土は水を制する)
 水克火(水は火を消す)
 火克金(火は金属を溶かす)
 金克木(金属は木を負かす)

人体の五臓六腑の関係も、自然界の五行の運用に当てはめて解釈し、
生理、病理、病因、診断、治療面で大きな影響をもち、広く運用されています。


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