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2006年06月22日

チャングム 『大長今』宮廷女官チャングムの誓い
  医女修行(10)証をきめる物指し:気血水〈水〉

前回は気血水の〈気〉〈血〉まで見ました。
今日は〈水〉を調べてみます。


水の働き

〈水〉は、リンパ液、消化液、浸出液、関節液、唾液、痰、涙、尿などを含み、人体内の正常な水分のことをいいます。
各臓器、組織器官を潤し、働きを円滑にするなどの働きがあります。

〈水〉の異常によって起こる障害

水が不足すること(津液不足=傷津)による障害と、水分代謝の異常から体のあちこちに水分がたまって引き起こされる障害があります。

[津液不足]
 高熱による場合=
   発熱、いらいら、口渇、舌紅、苔黄(舌の苔が黄色い)などの症状
 気虚を伴う場合=
   息切れ、疲労、舌淡歯痕(舌色が淡く歯型がついている)、舌苔は少。

 粘り気の強い、なかなか切れない痰は水分の不足ですから、麦門冬湯で潤すと痰が出やすくなります。

[水分代謝の異常]
 水液の停滞する部位により、4種に分類。総称して痰飲(広義)といいます。

 痰飲(狭義)=胃内停水。胃腸に水滞したもの。胃部で振水音がする。
   胃に水滞したものでは、動悸、息切れ、めまい、胸脇のはりがある。
   腸に水滞すると、頭のふらつき、下腹部拘急(こうきゅう)(下腹のつっぱり)、
   臍下の動悸、尿量減少がみられる。
 支飲=胸隔に水滞したもの。咳、呼吸困難、薄く泡状の痰が多い、
   顔面の浮腫、舌の色は淡白。
   急・慢性気管支炎、肺水腫にあたる。
 懸飲=胸肋に滞留したもの。胸肋痛、咳喘痰多く、胸肋脹満、呼吸促迫。
   咳をするときに引きつり痛む
   一般に痰飲より症状が重い。
 溢飲=汗が出ず、飲んだ水が四肢に停留する。四肢浮腫、口渇なし。
   

 色白ふっくらの水太り体質の人は、少し動くと汗をかき、足がむくみやすい、息切れがして疲れやすく、中年を過ぎると膝関節が痛んだり腫れたりします。これは、体の表面や皮下組織に水液が停滞しやすい体質のせいで、利水剤で余分な水を尿として排泄します。
漢方は電解質のバランスを崩さず余分な水だけ排泄します。

 痰飲(狭義)は胃腸から体中への水分吸収の悪い人に現れやすい症状です。普段から水分の摂取量の多い人、夏に冷たいものを多く飲むときにも現れます。



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