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2006年09月01日

メタボリックシンドロームに効く食材

今年5月、「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の状況」について、厚生労働省から発表されたのは、記憶に新しいところ。不安になった方々も多かったと思います。

内臓脂肪は簡単に落とせます!
『あるある大事典』(フジテレビ8月27日放送)で簡単に内臓脂肪を燃焼させることができる食材の紹介がありました。
タイトルは、「メタボリックシンドロームの恐怖! 内臓脂肪は簡単に落とせる!─脂肪燃焼を促進させる食品」。

内臓脂肪のついているところは、内臓を覆っている大網(だいもう)と、腸がずれないように固定している腸間膜全体。
皮膚と筋肉の間につく皮下脂肪と内臓脂肪を簡単に見分ける方法は、仰向けに寝ておなかを見ること。お臍周りがポッコリ盛り上がっていると内臓脂肪です。おなかがだぶついていても、皮下脂肪の場合は寝ると平らになります。

幸いなことに、内臓脂肪はつきやすく落ちやすい性質を持っています。
暴飲暴食や運動不足が原因で付いた内臓脂肪は、適量の食事と軽い運動を続けることで比較的簡単に落とせます。
ここで内臓脂肪を効率よく燃焼させるためにやっておくことは、肝臓の機能をよくしておくこと。内臓脂肪量の多かった(危険域)人は、番組の検査で肝機能を示すγ-GTPの数値も異常をきたしていました。

内臓脂肪が付いている腸間膜は血管を通じて肝臓に直結しているため、肝臓を経由しないと脂肪を燃やせずエネルギーとして使われません。効率よく内臓脂肪を燃やすためには肝機能がよくないといけないのです。

内臓脂肪を減らす効果的な食材は─?
番組に出演した糖尿病、血圧、動脈硬化のエキスパートたちが揃ってあげた食材が2つ。
「酢」と「大豆」。

酢は一日大匙2杯。大豆タンパクは1日15グラム。
食べ方は、朝納豆を1パック、昼食時に酢のドリンクをコップ一杯か酢の物を一鉢。夕食時は豆腐半丁か煮豆小鉢一つ。
ポイントは、酢と大豆を同時に摂らないこと。

これを1週間続けて再び検査をしてみると、肝機能に異常をきたしていた被験者のγ-GTPは正常値に、内臓脂肪もそれぞれ確実に減っていました。
この間、食事量を減らしたり運動をしたりの、特別なことは何もなし。

大豆タンパクを構成するアミノ酸は傷ついた肝臓の細胞を修復し、機能を回復させる働きがあり、酢の主成分である酢酸は肝臓細胞の酵素を活性化して、肝臓での脂肪燃焼を促進してくれます。

肝臓に酸っぱいものがよい・・
どこかで聞いたことがある、と、お思いの方は、
もしかして、
チャングム医女修行(18)五臓五腑と五味
をご覧になった方・・。

他に肝機能をアップする食材は、シジミ、豚肉、タコ、緑茶。
シジミにはアラニン、豚肉にはビタミンB1、タコにはタウリン、緑茶にはカテキンが含まれ、肝機能を高め脂肪燃焼を促進してくれます。

「酢と大豆の正しい摂取法」の注意がありましたのでメモりました。
酢は醸造酢と表示されているものを選ぶこと。
酢は水で5倍以上に薄めて飲むこと。
酢は空腹時に摂ると胃粘膜を刺激したり食欲増進作用が働くので、食事中か食後に摂りましょう。
大豆と酢を同時に摂ると、酢酸が大豆タンパクを固め、大豆の成分が吸収されず効果が得られない可能性があります。酢と大豆は1食分、離して摂ること。
posted by えっちゃん at 22:01 | Comment(1) | TrackBack(2) | メタボリックシンドローム

2006年09月06日

荒川静香 親王誕生に氷上の奉祝の舞い

9月6日8時27分、秋篠宮、紀子さまに第3子親王誕生。
この日、親王誕生を祝って、荒川静香が氷上を舞いました。オリンピック金メダルの輝きはそのままに、いっそう美しさを増して表情豊かに祝いのメッセージ。調べは『アベ・マリア』、衣装は純白。
リンクに観客はなく、皇室にささげる祝いの舞です。テレビの前の視聴者は、VIP気分です。イナバウワーもビールマンスピンもジャンプもすべて優雅にうっとりするような慶びの舞いでした。

秋篠宮、紀子さまゆかりのJR目白駅前では、「かっぽれ」の祝いの踊りがにぎやかに披露され、鯉のぼりがはためいて祝賀ムードに包まれました。

北海道で開かれていた国際顕微鏡学会にご出席の天皇、皇后両陛下には、沿道から市民の祝いの歓声がわきあがり、はれやかな笑顔で応えられていました。また、天皇陛下は学会でのお言葉に、「秋篠宮妃出産に対し、皆さまにお祝いをしていただいたことを深く感謝しています。どうもありがとう」と加えられ、予定外のコメントに大きな拍手が湧きました。
posted by えっちゃん at 21:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 荒川静香

2006年09月07日

チャングム 『大長今』宮廷女官チャングムの誓い 医女修行(34)飛龍とヤマブシ茸

傷寒証を繰り返す中宋のために、クミョンは明国から取り寄せた「飛龍」と「ヤマブシ茸」を料理します。
「“天では龍の肉、地上では馬の肉"と申します」。

「飛龍」は雷鳥の一種で雉にも似ている鳥です。
今では保護鳥だそうですが、中国東北地方の4大珍味に「飛龍」のスープがあり、淡白な味わいだとか。
「ヤマブシ茸」もその一つ。日本では、その姿かたちが山伏の服の房に似ていることから「山伏茸」といわれますが、中国では小猿の頭に見立てて、猴頭・ホウトウクウ)といいます。「シシガシラ」など地方によってさまざまな呼び名で食されてきたキノコです。
今では栽培に成功していてスーパーで容易に手に入ります。栽培中は白い色ですが、収穫して日がたつと薄茶色になってきます。
スープやすまし汁、炊き込みご飯、てんぷら、炒め物、マリネ、シチューなど、魚介や肉、野菜、豆腐などとの組み合わせで調理しやすいキノコです。
古くから健康食材として珍重され、免疫力を高める、活性酸素を除去する、ホメオスタシス(恒常性維持機能)効果を持つ成分が豊富に含まれるなどの研究結果が出ています。

クミョンの熱意のこもった料理も、中宋の病態の急変で食材に疑いをもたれる結果に・・。
医局長の責任転嫁、言い逃れ、チェ女官長との激しい攻防が繰り広げられます。
いつぞやは、ハン尚宮たちが「硫黄アヒル」で同じ目に合わされましたっけ。

ところで、クミョンが食材の説明を中宋にしていましたが、
「地上では馬の肉」とは?
馬肉は日本でも桜肉といって、馬刺しのメニューを掲げるお店も少なからず見られます。
世界的に見るとフランスなど食文化に密着している国や、嫌悪する国など両極に分かれます。
低カロリー、低脂肪、低コレステロール、低飽和脂肪酸、高タンパク、高ミネラル(鉄分、カルシウムなど)、ビタミン(A・B12・E)、グリコーゲン、ペプチド、リノレン酸などが多く含まれ、解毒作用、体力増強、免疫力向上などの面から女性や高齢者、体力の衰えた人に適した食材として注目されつつあります。

2006年09月12日

血液サラサラ検査 (1)検査の盲点

デパートで血液サラサラ検査をしてもらったら、「あなたの血液はドロドロです。こんなに固まっていますよ」と、映像を見せられてショックを受けて帰ってきた家族はいませんか?

今、血液サラサラ検査を使った高額商品の売り込み商法があちこちで見られるんだそうです。その手口を、NHK『試してガッテン』 500回記念─血液サラサラの真実─、で詳しく検証していました。

「バーゲン会場で無料の血液検査を受けると、血液ドロドロ状態と判定され、すすめられたブレスレットをはめて再検査すると血液がサラサラになっていました。ブレスレットは30万円。即決で買えというのです!」
業者は1週間ごとに場所を変え、その都度チラシを配って客を集めていました。売り場の品物の種類はあまり多くはありませんが会場は大賑わい。会場には「無料で血液の検査をします」のノボリがあちこちに。
検査をしてもらうと、「赤血球がくっついて数珠状になっています。このような血液ドロドロ状態だとガンになったり糖尿になったり、脳梗塞、心筋梗塞になるんですよ。このブレスレットをつけてみて下さい」と言われます。
渡されたブレスレットはどこにでもあるような金属製のブレスレット。着けて3分後、2回目の検査をすると、先ほどとはうって変わって赤血球が離れているのです。
これは健康食品と違って体が軽くなるし、などと言って売込みが始まります。
席を立とうとするとある名簿を見せられます。ブレスレットを買ったと言う数百人の名前が載っています。

本当にブレスレットですぐに血液はサラサラになるのでしょうか?
赤血球の性質を専門家が実験をして見せてくれました。

顕微鏡撮影のエキスパートが、赤血球(8ミクロン)の半分の直径のスポイトで試してみると、赤血球は形を変えて吸い込まれていきます。3ミクロンの直径まで吸い込まれました。赤血球は柔らかいのです。
実験を続けていると、3分後には赤血球がつながって数珠状になりました。赤血球には弱い磁石の性質があるのだとか。

業者は採血後すぐに顕微鏡に乗せていました。
血液はセットの仕方で見え方が違います。多めにとってガラス板にはさむと数珠状になって見えます。減らしてみるとほぼ透明。すると赤血球はバラバラ状態です。量を多くとると赤血球が何層にもなるためすぐに数珠状になります。薄く離れた状態でガラス板に挟まれると赤血球はくっつくのに時間がかかりバラバラになったままなのです。

posted by えっちゃん at 17:03 | Comment(0) | TrackBack(1) | 血液サラサラ検査

2006年09月13日

血液サラサラ検査 (2)本当の血液ドロドロ状態

本当の血液ドロドロは、本来の柔らかさを失った状態。血中の糖などが赤血球にくっついて接着剤のようにくっつきやすくなっている状態です。中性脂肪、血糖値などの詳しい血液成分検査をした上で、赤血球の状態を調べてもらいましょう。

血液ドロドロに関わる細胞成分がまだあります。血小板です。
血小板は血液中を流れながら傷を見つけるとペたっと貼り付いて傷口を防ぐ(止血)働きをしています。血小板は働きが行きすぎて血管をふさいでしまうことがあります。

MC-FAN(=エムシーファン Micro-channel-array-Flow-Analyzer)という装置があります。血液流動性を検査する装置です。毛細血管(6ミクロン)と同じ幅の仕切りをならべ、その隙間を赤血球(8ミクロン)が通り抜けるスピードをはかります。

血液のサラサラ度合いはストレスに大きく左右されます。
『試してガッテン』の実験では、リラックスしてサラサラ度を検査すると所要時間は33秒。驚いた後に検査するとドロドロ度は5%アップしていました。ストレスを変えて検査してみると、痛みに耐えて3分間でドロドロ度は流れが止まり測定不能の状態。握りこぶしに力を込めるとドロドロ度は12%アップ。
これは、襲われたときなどの怪我に備えて血小板が準備するためで、危険が去ればすぐにドロドロ状態は解除されます。血液内に糖分が多い状態になると血小板に取り付いて血小板は過敏になりますし、血液を抜く速度によっても血小板は変化するほど過敏なのです。
血液サラサラ検査を受ける場合は、その他の血液成分検査を併用していない場合は注意が必要というわけです。
posted by えっちゃん at 11:29 | Comment(0) | TrackBack(1) | 血液サラサラ検査

2006年09月14日

血液サラサラ検査 (3)血液サラサラ特効薬、自己治療物質

体内では、自前で血液凝固を抑制するクスリが作られています。
内皮細胞(血管の内側をおおう細胞)に血液が流れるだけで、体内で「プロスタサイクリン」「トロンボモデュリン」という物質が作られているのです。これらの物質は、血小板の過敏さを抑える物質として注目されているクスリなのです。
運動して血液を速く流してやると体内で3倍近くの薬が出てきます。プロスタサイクリンは運動を30分以上続けると、トロンボモデュリンは、運動を始めるとすぐにできます。運動時には汗のかきすぎに注意。充分に水分を補給しましょう。ウォーキング程度の軽めの運動がよいようです。

プロスタサイクリン(PGI2)=血小板凝集抑制作用、血小板粘着抑制作用、血管拡張作用があり、高血圧などの治療薬。
トロンボモデュリン(TM)=抗凝血作用、線溶促進作用、薬として開発中。

血液サラサラ効果のある食品は、野菜、魚。
一品主義やクスリ食いはよくありません。食事をベースに考え、サプリメントは補う程度と考えましょう。

〇サラサラ効果食材の点数(試してガッテンより)

<野菜>
  o 200点以上:青ネギ、にんにく、パセリ、ほうれん草、アスパラガス、
    ニラ、にんじん、など
  o l00点以上:ピーマン、タマネギ、にがうり、セロリ、ブロッコリー、など
  o l00点未満:きゆうり、もやし、カリフラワー、大根、レタス、白菜、赤ピーマン、
    ジャガイモ、ごぽう、キャベツ、など
<魚>
  o 1000点以上:まぐろトロ、しめさば、さんま、たちうお、真いわし、うなぎ蒲焼き、
   天然ぷり、養殖マダイ、など
  o 500点以上:さわら、にしん、あなご、きんめ鯛、たらこ、ほっけ、戻り鰹、など
    
*可食部100グラム当たりの点数
 *点数は、血小板の固まりやすさを試験管実験などで測定して導いたものです。
 *野菜と魚では計測法が違うので、一概に点数の比較はできませんが、
  野菜で500点、魚で500点のバランスで、毎日摂取することがおすすめです。

血液サラサラの友、お酢/血液サラサラブレスレット/溶かし、ニオイだけで血液サラサラ/あふれる情報/秋刀魚で血液さらり
posted by えっちゃん at 12:59 | Comment(0) | TrackBack(3) | 血液サラサラ検査

2006年09月18日

チャングム 『大長今』宮廷女官チャングムの誓い
  医女修行(35)狐惑病の治療(1)

『チャングムの誓い』第44話・45話は、めまぐるしかったですね。チャングムは何度縄をかけられたのでしょう。チェ女官長もクミョンも牢を出たり入ったり。

皇后様の命を受けて、密かに王の病気の治療法を探していたチャングムは、ついに治療法を見つけます。
今度もお師匠さんのチャンドクが力になってくれました。

チャンドクは、王と同じように傷寒証を繰り返す患者を10人、菜園(薬草園)につれてきていました。
治療をするうちに、傷寒証の患者の中に、鍼を打ったあとが赤く膿んでいる者がいることにに気づきます。王の病状日誌にも「トゲが刺さったあと」や「小さな傷」が赤く腫れて膿んだと記されていました。

医女シンビが、王殿の担当だった医女から王が皮膚のトラブルが多いことを聞いてチャングムに知らせます。王と同様の症状のものは他の傷寒証の患者と違い、「口内炎がしょっちゅう出て、赤い発疹ができる。皮膚が敏感でそけい部に異常が出て、ひどくなると腸に穴が開き、視力が落ちる」のです。王の処方の目途がつきました。患者の回復を見てチャングムは喜びます。

王宮に戻ったチャングムは皇后に報告します。
「王様は、患っていらっしゃらないときでも口内炎ができたり、赤く腫れてしこりになるおできができていらっしゃいました。トゲが刺さった後も治りが悪く膿んだことがございました。鍼を打ったあとも膿んだことがございます。すべて同じ病からの症状でございます。傷寒証も皮膚病も原因は同じでございます。症状は突き止めましたが、病名はまだ・・・」(チャングム)
「狐惑病(こわくびょう)でございます」(医局長)

ここからが大変です。医局長とチャングムの治療方針が違います。
「金匱要略(きんきようりゃく)には甘草瀉心湯(かんぞうしゃしんとう)とあります」(医局長)
「いいえ、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)でございます。肝経湿熱によって起こる肝臓の失調だと思います」(チャングム)
「肝腎陰虚による肝臓の衰えだ」(医局長)
「お酒をたしなまれる上、国を治める激務が重なり、肝気が上衝し湿熱がこもったのです」(チャングム)
「傷寒証と燥証のくり返しで体力が低下し、陰の気が弱り、虚熱がこもったのだ」(医局長)

ウンベク医務官、シン医務官、ユンス医局長の3人で再度診察をすることに。

「肝腎陰虚とは思いませんでした。チャングムの言うとおり肝経湿熱かと思われます」(ウンベク)
「弦、数(さく)の脈。肝の気が滞り、熱がでるものと思われます・・・」(シン)

ここで、オ・ギョモの邪魔が入りました。

「治療を急ぎませんと、腸に穴が開き、横になっておれぬほどの激しい腹痛、呼吸困難、中風、さらには、さらには・・」
チャングムの訴えもむなしく、治療は医局長の方針で進められることになりました。

結果は、チャングムの予見したとおりの症状に、王は激しく苦しみます。
皇后様は、治療をチャングムにゆだねることに。

「クスリは竜胆瀉肝湯をお願いします。鍼は、大敦(だいとん)、光明(こうみょう)、きょう陰、承泣(しょうきゅう)、さん竹(さんちく)、晴明(せいめい)」(チャングム)
「危険すぎる。安全性が確かめられている治療法が他にないのか」(ウンベク)
「すでに腸と呼吸器にまで病いが広がっています。直接打たなければ効きません」(チャングム)

2006年09月19日

チャングム『大長今』宮廷女官チャングムの誓い
医女修行(36)狐惑病の治療(2)

王の繰り返す傷寒証の治療に、チャングムは竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)を処方しました。
鍼を打つツボは、大敦(だいとん)、光明(こうみょう)、きょう陰、承泣(しょうきゅう)、さん竹(さんちく)、晴明(せいめい)。

関連の経絡を調べてみました。

・大敦(だいとん)=足の厥陰肝経;足の拇指外側爪根部。
     のぼせ、めまい、疲れ眼、偏頭痛、尿道炎。
・光明(こうみょう)=足の少陽胆経;
    外踝(そとくるぶし)から指幅5本分上方(ここで肝経につながっている)。
    視力が低下する目の症状に。
    疲労、寝不足から来るかすみ眼や充血はこのツボで肝経、胆経の流れをよくする。
・きょう陰=足の少陽胆経;足の第4指(薬指)外側の爪の生え際から2ミリ。
    偏頭痛。
・承泣(しょうきゅう)=手の陽明大腸経、足の陽明胃経;
    正視した黒目中央の下(眼窩下縁の中央)。
    眼の疾患、眼の疾患から来る前頭部の痛み。
・さん竹(さんちく)=足の太陽膀胱経;眉頭の内側端。疲れ眼。
・晴明(せいめい)=足の太陽膀胱経;目頭の鼻よりのくぼみ。
    疲れ眼、肩や首のコリ。

肝経、胆経、大腸経、胃経、膀胱経まで、ずいぶん広範囲です。いっぺんにやっちゃって大丈夫なんでしょうか。大丈夫でした。
大腸と肺は表裏一体の関係でしたから、この経絡で肺の治療まで含んでいるのでしょう。
チャングム、ウンベク医務官とシン医務官の診断は、肝経湿熱。弦、数(さく)の脈。
ユンス医局長の診断は、肝腎陰虚、虚熱。

実と虚の違いでした。反対の処方では患者もたまったものではありません。
狐惑病(こわくびょう)は、現代のベーチェット病に似ているようです。症状が多くて病名がなかなか分からない場合は、漢方を試してみるとよいのかもしれません。

日常に役立つ情報がありました。
眼精疲労のツボです。
パソコンで疲れた眼には、承泣(しょうきゅう)、晴明(せいめい)、さん竹(さんちく)を指圧する。
疲労、睡眠不足からくるかすみ眼は、光明(こうみょう)を指圧する。
さん竹(さんちく)、晴明(せいめい)は、目の下がピクピク痙攣するときにやさしく指圧。肩こり、頭痛とセットでくる人は、納得のツボですね。うなじから肩にかけて、両側のくぼんだところを指圧しておくと、より効果的。

チャングムは、王の首筋から背中にかけて指圧とマッサージを夜通し繰り返していました。重症の人の治療は大変です。

ところで、チャングムはクスリは防己(ボウイ)と紅参(コウジン)と決めました。
次回の謎解きが楽しみです。

2006年09月25日

チャングム『大長今』宮廷女官チャングムの誓い
  医女修行(37)狐惑病の治療(3)

チャングムの原因究明によって砒素の蓄積と判明した王の病は、治療も功を奏して健康を取り戻します。
チャングムならではの、指の感覚の鋭さで捉えた王の病の原因とは・・。

「狐惑病(こわくびょう)に間違いございません。」(チャングム)
「お前は、狐惑病に用いない、防己(ボウイ)と紅参(コウジン)を使ったではないか。」(皇后)
「はい、狐惑病に間違いございませんが、原因は他にあったのでございます。
そのため、脾臓が傷んで食欲が落ち、傷寒証のような症状を呈したのでございます。
そして結局は、腸、さらには血、気まで侵し、視力を奪うにいたったのでございます。」(チャングム)
「なぜ、狐惑病には使わない薬を処方したのだ。」(皇后)
「脈診して肝経湿熱の原因が別にあるのではないかと・・。砒素による中毒でございます。
王様の皮膚病に効く温泉は、ごくごくわずかの砒素を含んでおりました。
王様は、温泉と同じ水源から引いた水を飲んでいる牛の乳を飲んでおられたのです。
めったに牛乳を飲めない庶民には症状が出ませんでしたが、毎日召し上がった王様は、わずかずつの砒素が積もり積もって肝臓を侵すことになったのでございます。
ですので、砒素を解毒する防己(ボウイ)と、膿を取り、気力と抵抗力をつける紅参(コウジン)を処方しました。」(チャングム)

特殊な事情が原因となっておりました。
「天晴れである。医局長でも分からなかったものを。見事である。」(皇后)
皇后様も、すべてをかけてチャングムに王様の治療を任せたのでしたね。

チャングム自身の命も、チョンホさまの命もかかっていました。
チャングムはピンチに強い!!

─それにしても皇后様、チャングムを牢に入れたり、出したり・・。
治療する者も、おちおちしていられません。

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